‘‘燃える水中‘‘ 制作過程 ~1話完結編~
水草水槽・えびetcブログ 2015年5月28日
今日は、ドクターフィッシュの件についての打ち合わせ(及びデモンストレーション)をしてきました。
早ければ今月中、遅くとも来月頭には実施が出来るそうです。
どのような印象を持たれるのか、
期待と不安で朝もゆっくり眠れない状況でございます。
さて、打ち合わせの前にネイチャーアクアリウム水槽のレイアウト変更を実施してきました。
レイアウト変更先のお客さまは、埼玉県は上尾市にございますアスカセレモニー埼玉営業所さまです。
今回は1から制作過程をご紹介していきたいと思います。
長めですが、何処かしら参考にしていただけるポイント等あれば幸いでございます。
まずは、レイアウト変更前↓
レッドファントムテトラが引き立つようにグリーンを基調としていますが、若干窮屈そうです。
なので今回のテーマは「立体感」を重視し、生き物が動き易い環境になることを目標に制作しました。
設置場所は打ち合わせスペースの右端なので、またまた三角構図です。
※変更後に撮影したのでネタバレ防止の為、水槽にペイントしております。
導入前に、構図を仮組みしていきます。
手前の流木ですが、アーチに使えそうなので選択しました。
次は、主に嵩増し用として天然樹皮チップが+αされている軽石のネットを作り置きします。
ホームセンター等で売られている軽石を水槽に流用するときは、PHが6.0±で調整済の物を購入すると水質に影響を与えなくて良いと思います。
今回ご紹介した天然樹皮チップが入った軽石は、PH調整済の洋ランの培養土です。
しかし、ソイルを厚く盛り、外部式フィルターを使うので好気性バクテリアの住処としては期待できません。
樹皮チップに期待していることは、
・低床最下層の嫌気環境をおこさないようにすること
・樹皮チップにより少しでもPHが下がってくれること
・高さを嵩増ししてくれること
以上の3点になります。
量を増減し、好みの形・大きさに調整し針金で留めます。
固形肥料を追肥したりリセットする時に誤って破れてしまうのを防ぐ為、ネットは2枚重ねます。
ちなみに、軽石を使用するときはよく洗ってから使用した方が良いです。
この「よく洗う」という抽象的な表現にはかなりの個人差があるので、あまり良い言い回しではないですね。
なので、ご参考までに具体的に申し上げます。
20ℓ入るバケツに軽石を入れたら、18ℓ分くらい水を入れ⇒濯いで⇒水を捨てる18ℓ分水を入れ⇒以降ループを最低10回は行うようにしています。
6回目くらいから段々と心が折れてきます。なので休憩をはさんだり、なあなあになるようでしたら一旦辞めて別の日に再度洗うのも良いかと思います。
最終的に「充分洗った」と体感出来たなら大丈夫かと思います。
ちなみに軽石を洗わずに使ったことがありますが、
コケだらけになり止むなくリセットした苦い経験があります。
なので執拗に洗うのでしょうね。リセットの苦労に比べれば洗うのなんて苦ではありません。
では、アスカセレモニーさまの打ち合わせスペースに移ります。
元のレイアウトを全て崩し、ソイルを入れていきます。
先ほどの軽石ネットは3つ作りました。
さらに流木と土留めの石を入れて構図を作っていきます。
後景は、流木に巻き付けたミクロソリウム・ウェンディロフを使用しました。
本種は葉先が炎に見えなくもないので今回のテーマに合うと思い選定しました。
今回のテーマは、タイトルにもあります「燃える水中」でございます。
アーチと中景の流木にはフレイム(flame)モスを使用しました。読んで字の如く燃えているような苔です。
水草を植栽していき完成です。
中景にはベトナムゴマノハグサとルドヴィジア・ブレビペスを段になるよう使用しました。
アーチにつづく道にはニューラージパールグラスを、石の脇にはクリプトコリネ・ペッチー(多分ですが)とブリクサショートリーフを2株ほど植えました。
濁っていますが、上層に栄養ソイル、下層には吸着ソイルを使用していますので2日後くらいには透明な水になります。
こちらが正面になります。
写真でもお解りかと思いますが、既にレッドファントムをはじめとする生き物が入っています。
こういったレイアウト変更を実施する際、軽石を洗うときと似通っていますが、バケツにソイルを入れて水を浸し10日間くらい毎日水の交換をして準備しております。
こうすることで、水草が根を張り栄養を吸収するまでの間、行き場を失いコケとなるであろう栄養分を少なくすることができます。
またソイルに含まれる亜硝酸も同時に少なくすることもできますので、完璧にOKとはいえませんが生き物を入れることができるのです。
今回も良いのが出来ました。
最高に良いです。
船見さん(アスカセレモニーの社員)も、
良いねえと仰っていましたよ。
ニューラージパールがびっしり生え揃ったら、アーチの下から覗いた燃える水中をお見せしたいですね。













