石巻貝の卵の行方
水草水槽・えびetcブログ 2015年5月29日
今回は割と短めです。
石巻先生を水槽のコケ取りに導入されている方も多くいらっしゃるかと思います。
彼らはその仕事ぶりの反面、ひっくり返ると起き上がらないことと、特に卵を産み付けることが難点といえるのではないでしょうか。
卵を産み付けても汽水でないと孵ることができない為、水槽で飼育している以上は卵が残ったままの状態になってしまいますよね。
その卵をヘラやピンセットで取り除くことが確実な方法かと思いますが、ハッキリ云って相当苦労します。
私はその地道な作業が好きではないので「削ぐ」のではなく「隠す」というスタンスでやっております。
では実際どのように隠すのか、ご紹介したいと思います。
まず、卵が産み付けられた状態がコチラです。
結構ビッシリと産み付けられていますね。
彼らからすると、生殖本能に従い至極当前の行為をしているのでしょうが、観賞側からすると見た目があまり良い状態とは云えません。
また、水槽セット初期ではなく、ある程度時間が経ってから突然産み付けることが多いので素材を取り出すことも憚れます。
厄介ですよね。
画像のようなクリアタイプが目立たないのでオススメです。
適当なモスにこのシリコーンシーラントをちょっと付けて、石等に付着した卵の上に被せます。
最初は接着物が見えてしまいますが、モスが成長してくればシリコーン毎覆い被せてくれます。
注意書きに「水槽に使用しないでください」、と記載されていますが生き物が死んだ経験はありません。
大量に使用するとあまり良くないかと思いますが、卵を隠すときや石同士を接着するときに使用する程度なので大丈夫ではないかと思っております。
水中に入れると数秒で固まってしまうので、エビや熱帯魚が食べることもないです。
ご参考にされる場合、モスにシリコーンシーラントを付けたら固まらないよう速やかに目的の場所にくっつけてください。
くっつけた画像がコチラです。
大方の卵を隠すことができました。
これだけくっつけておけば直に卵が見えなくなります。
しかし、この方法は石の顔となる箇所や見せたい箇所に産み付けられると、それに応じてモスを被せなければなりません。
その為、レイアウトの印象を変えてしまうことがデメリットとして挙げられます。
どのような環境で産み付けるのか解らないのですが、こちらの水槽では産み付けられたことは無いです。
PHや硬度に関しては先ほどの水槽とほぼ同じなんですがね。
謎です。
そして困ったもんです。
でもやっぱり私は石巻先生が大好きです。