ハイグロフィラ・ピンナティフィダ
水草水槽・えびetcブログ 2015年5月11日
この水草の魅力は成長するに従い、そのインパクトの強さが明るみになることです。
見た目は有茎草ですが、増殖は画像のように所々にランナーを伸ばして成長します。
普通の水草と同様に土の中に植えて育てると葉に赤色(あるいは橙色)が出易いです。
しかし、セット初期等に有機酸や栄養成分が豊富なソイルを使って低床に植えると茶苔に侵されて枯れてしまうこともあります。
なので、最初はビニタイ等で流木や石に固定させて水中の栄養分だけで育成する方が立ち上がりは上手くいき易いです。
低床に植えずに固定した状態で赤みを出したい場合は、鉄分を多く含む液肥を与えるとすぐに赤みが出ます。
この水草の魅力ですが、ギザギザした葉の形と増殖能力、そして活着力にあると思います。
赤みを出すとより綺麗になりますが、水草水槽に使用するとその存在感の強さから他の水草の主張を遮ってしまうことがしばしばあります。
なので、ワンポイントで使用する場合は赤みを出さないようにしています。
この水草の活着力は強靭で、根の固定化が完了すると剥がすのが非常に困難です。
言い換えればそれだけ生命力に溢れていることになりますね。
もし剥がす場合は、活着している根の部分にハサミを入れて地道に剥がしていくほか術がありません。
この水草が好きな方は結構いらっしゃるんですね。
勿論、私も好きです。