流木のあく抜き In ドラム缶
水草水槽・えびetcブログ 2015年5月6日
前の記事「流木のフィールド採取」で36歳の方と共に確保した流木のあく抜きレシピをご紹介します。
まずドラム缶に水を張ります。
このドラム缶は200ℓ入るので私の姉より少し重いくらいと認識していただければ結構でございます。
続いて採取した流木を積めるだけ詰め込んでいき、上から重石としてブロックを載せます。
このドラム缶の高さは50cmほどです。
ご覧のように流木が飛び出しているということは、この流木はドラム缶よりも高さがあるということになりますね。
続きましては、最も重要な燃料素材です。
薪などの木で燃やすのがベターかと思われますが、私は燃やしても煙が出ず近隣住民に優しいコークスを使用します。
近隣宅は3件しかなくそれぞれ50mほど距離が離れていますが、その内の1件のお宅の方が『煙いな』と感じられましたらその時点で迷惑度は33.3%に急浮上してしまいます。
しかし、このコークスを燃料に選択する辺り、私は他人の迷惑を考えられる大人に成長することができました。
両親に感謝の毎日でございます。
と云いつつコークスへの着火に時間が掛かってしまい、端材の木をちょっぴり使用しました。
燃やしている光景がコチラです。
良い感じに燃えており、灰になっている箇所もチラホラと垣間見えます。
余談ですが、この勢い良く燃えてから灰になるまでの過程は私自身に重ねるべき事だと思います。
人生で初めて真面目になったアクアリウムとの出会い。
身体が元気なうちは熱く燃える精神で動植物たちと向き合い、いつか灰になるその日まで突き進んで行く覚悟でございます。
そして倒れるときが後方ではなく前方であったのなら、せめてこの燃やされている端材やコークスと同等の立場に立っていたと振り返りたいです。
一連の流れから流木を煮てあく抜きをするのですが、流木がはみ出ている為、ドラム缶の蓋ができません。
蓋ができないことで上方から熱が逃げてしまうのですが、時間を掛けてあく抜きをするしかありません。
何故長い流木を使うのかと云いますと、今月納品予定のお客さまの所では水槽カバーを使用せず、オープンアクアリウムでやらせていただくのです。
この煮出した流木を水槽外へ突き出させ、ワイルドなネイチャーアクアリウムを制作する予定です。
久しぶりのオープンアクアリウムなので気合いと熱が篭っております。
それは例えるならばこの端材やコークスのようにです。