流木のフィールド採取 In 山梨県|水草レイアウト水槽リースのOne Leaf

水草水槽・観賞用えび ブログ

流木のフィールド採取 In 山梨県

水草水槽・えびetcブログ  2015年4月10日

 

 

 

つい先日のことです。

 

 

 

時刻は夜零時を周り、そろそろ床に就こうと布団の中に潜り込むその瞬間、1本の電話が鳴ったのです。

 

 

 

電話を掛けてきた主は少し前の記事→流木のフィールド採取で登場した35歳の方からでした。

 

 

 

35歳『今から山梨行くぞ』

 

 

 

私「いやです」

 

 

 

35歳『1時間後にうち集合な』

 

 

 

私「わかりました」

 

 

 

体育会系のノリを保有している35歳の方は私よりも7歳程年齢が上ということも後押ししているのでしょうか、しばしば高圧的な態度で接してきます。

 

 

 

断ると面倒なことに発展し兼ねないので空気を読んだ私は即座に承諾し、布団から出て35歳の方のもとへと向かう準備をしました。

 

 

 

何故に山梨へ向かうのかも解らないままに到着し玄関を開けると35歳の方が居りました。

 

 

 

キラッキラとした目で私を見つめながら一言、『流木を取りに行くんだよ』と当然といわんばかりに言い放ったのです。

 

 

 

この方、1ヶ月ほど前に90cmの水槽を購入し周辺機器等は一通り揃え終えてはいるのですがレイアウト素材を決め倦ねているようなのです。

 

 

 

どうやら前回の流木採取を機に、流木を使ったレイアウトに方向性が定まったようでその素材を採取しに行きたいようです。

 

 

 

私としては非常に行きたくありませんでしたが嬉々とした表情を浮かべている様子を見るや否や、仕方なしにと覚悟を決めたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高速道路にて埼玉県は本庄児玉IC~山梨県は大月ICまで、さらに大月IC~一般道にて車で30kmほど山中へと向かい辿り着く目的地は深城ダム。

 

 

 

時間にして2時間ほどで到着予定とのことです。

 

 

 

35歳の方の運転により、途中サービスエリアで食事休憩を挟み、深城ダム管理事務所前の駐車場に到着したのは午前4時30分過ぎでした。

 

 

 

午前9時に管理事務所が開くまでのおよそ5時間弱を車中泊しました。

 

 

 

湯船の栓を抜き、排水口に湯が流れている時と酷似したイビキのおかげで一睡もすることができず当該時刻を待ちました。

 

 

 

事務所が開き、中に居た職員の方の案内説明によるとダム上の車道を通過し少し離れた道路沿いの脇にトラック3台分ほどの流木が置いてあるので好きなだけどうぞ、とのことで早速見に行きました。

 

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これでもかといった量の流木が無造作に山積されていました。

 

 

 

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真剣に選んでいるようですが目が虚ろで非常に眠たそうですね。

 

 

 

 

私もあなたのおかげで非常に眠たかったです。

 

 

 

 

この場所に山積されている流木は大きいもので幅3mを超えるものもあります。

 

 

 

しかしアクアリウムとして使えそうな流木は限られており、選んだ流木も持ち帰った後にいくつか精査しなければならないポイントがあります。

 

 

 

穴を開けて煮沸消毒をして沈むか否か、そして水に沈めた際に腐敗するか否かなど諸々の制約がかかってきます。

 

 

 

※手に持った時、軽い流木は沈むことは殆どなく、沈めても何年後になるか解りませんので採取される方はご注意ください。

 

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気に入った流木があったようで何とも誇らしそうです。

 

 

 

今ふと気がついたのですが、この方はお笑い芸人の”パンクブーブー佐藤さん”に似ていませんか。

 

 

 

あるいは気のせいでしょうか。

 

 

 

小一時間ほど吟味した後、満足したようで深城ダムを後にしました。

 

 

 

ダム管理事務所の方、この度はありがとうございました。

 

 

そして今回採取した流木がこちら。

 

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穴を開け、ドラム缶で煮沸消毒・沈水させるのは私の役目になります。

 

 

 

余談ですが人間の皮膚は弱酸性ということをご存知でしょうか。

 

 

 

流木も腐食酸(タンニン・フミン酸・フルボン酸など)の成分により水質を弱酸性にする作用があります。

 

 

 

つまりどういうことかと申しますと流木を煮出した後は湯温が適温になるまで待ち、然るべきタイミングでドラム缶の中へ入浴するのです。

 

 

 

そして手頃な流木を手に取り身体に擦り付けて垢を落とすのです。

 

(※角が尖っていたり、裂けている箇所がある流木は皮膚を傷つける恐れがあります。身体を擦る前に予め角を切ったりヤスリでバリを取っておくとより安全です。)

 

こうすることで人間に合った水質で入浴をすることができ、身体の垢も落ち、流木も煮沸消毒・沈水することができる為一挙両得であります。

 

 

 

 

 

 

もっと早くに気づいていれば良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

何だか野暮ったいオチで終着しそうなので山梨県の霧がかかった朝焼けで締め括ろうと思います。

 

 

 

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自然は神秘的ですね。

 

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