納品準備
水草水槽・えびetcブログ 2015年4月2日
暖かくなってきましたね。
春先からは熱帯魚等をはじめとする水生生物にとっても過ごしやすく、飼い込むうちに生体の持つ体色がよりハッキリと現れアクアリウムが益々楽しくなる季節ではないでしょうか。
我が家のえびたちも殆どの雌は抱卵し、雄は皆荒ぶっております。
その中でも未だ抱卵していない雌を見つけることが出来ずに、パートナーに溢れた雄が忙しなく水槽内を泳ぎ回っている姿をしばしば見かけます。
この雄の何ともいえない「青春の有り余るエネルギー」。只1つの目的の為にひたむきに取り組む情熱(あるいは執着心)は私も見習うべきかなと考えます。
そういったことで熱い情熱を持った家具職人の方にキャビネットを作製していただきました。
私「顔を撮らせて欲しい」 情熱の方『やめてくれ』
私「横顔だけでも良いので」 情熱の方『やめてくれ』
こういった押し問答をしていくうち、最初は柔和だった情熱の方の顔色が徐々に強張っていく様子、現場に伝わるピリっとした空気感を即座に察知・的確に把握し、然るべきポイントでシャッターを切り事なきを得ることが私の情熱です。
やはり職人であることから仕事にプライドを持っておられます。
mm単位で調整するとのことらしいのですが、集中力や精神力も並大抵のことではないのでしょう。
水槽カバーにアクアスカイを載せた状態です。
向かって左側の留め具は地震などの際に照明が水中に落下するのを防ぐためのものです。
メンテナンスが終わったらこのように留め具を横にして安全に留意します。
上から蓋をして完成です。
蓋の中央にある丸い穴は放熱をすることと蓋を外す際の持つ部分として機能します。
後方の配管や給餌器のスペースがあるので熱は篭らないかと思われるかもしれませんが、アクアスカイは結構な熱を持ちます。
正面からの全体像です。化粧板はMahoganyで柔らかな印象となっておりとても清潔感があります。
こちらは今月納品させていただくお客様の元へ収められます。
情熱を持って作っていただいたオリジナルキャビネット。ここまでは職人の方のターンですが、ここから先は私のターンです。
キャビネットがより引き立つようなレイアウトを作成し、お客様に喜んでいただけるような水景を作る情熱は職人の方にも負けません。
納品時にまたご報告いたします。