またあいつとの激闘
水草水槽・えびetcブログ 2017年7月14日
2017年7月現在、私の新事務所の進展に関してですが早くて今年の10月に審査が下り、晴れて建設に着工出来るのではないかと予想されています。
ブログでも再三に渡り主張してきましたが深谷市のPHは高いのです。
なので鑿泉工事もマストとなっています。
井戸を堀りつつPHを測り、低くなったところで、止めて!と言いその場所から井戸水を汲み上げてもらう算段です。
完璧です。
最寄りのスーパーの無料の純水を何往復もして汲み取り、店員ならびに他のお客さんから白い目で見られる辛い日々。
店舗で購入した専用のボトルに純水を入れ、予め車に積んでおいたポリタンクに移し替えてはまた純水を汲みに行く反復作業。(所要時間約2時間)
これらすべてが井戸を掘ることによって丸く収まることを想像すると目頭が熱くなります。(大げさ)
そういえば過去にこういった状況に耐えかね深谷市の水道局に「うちのPHだけ低くして欲しい」と無茶なお願いをしました。
一蹴されました。
なんなんだと。
そのすべてに終止符を打つ。
夜明けは近い。
ふじなみデイサービスデンターさん
2017年7月現在
※これから載せる写真は対処済みのその後の経過となります。
ややこしかったら済みません。
タイトルのあいつ。
それはラン藻です。
実は空白の3ヶ月の間、新しい木化石のレイアウトに変えてから2週間ほどで現われたのです。
木化石もとてもデリケートに
こういう下処理をした後にも出てきたのです。
時間を置いて久しぶりにメンテにお邪魔し、水槽を見たときにラン藻が水草全体を覆っているあの光景。
心臓の鼓動が早くなり動揺を隠せないあの感覚。
久しぶりだな、と強敵(とも)に挨拶をし努めて冷静に対処法を考えます。
まず原因から。
レイアウト変更前にプレモスからほんの少しラン藻が付着しているのを確認したのでよく水で洗い流し、流用しました。
そこから繁殖したのだろうと。
恐るべし強敵。
とりあえずホースで見えるラン藻をすべて取り除きますが、浮遊しているラン藻細胞もあるので抜本的な解決には至りません。
ここで私流の「ラン藻3日で決着法」をご紹介します。
①まず上にも書いたようにフィルターを止めて出来るだけラン藻をホースで吸い出します。
②次に水槽の照明を消し、タオル等で完全に遮光します。
③グリーンFゴールド顆粒を規定量の半分ほど水槽内に投入して水位を低くして酸素を多く取り込むようフィルターを回します。(水草やえびがいても構いません)
④24時間後に再び換水をします。グリーンFゴールドの成分により水が黄色になっているので透明になるくらいでしょうか。ひたすら換水です。
⑤換水後、再び遮光し24時間後にまた沢山換水した後照明を点灯して終わりです。
注意点としてグリーンFゴールドは細菌を完全に殺すのでラン藻と共にろ過細菌も死にます。
なので対処後もエアレーションを多くしてろ過細菌を適宜追加するのが良いかなと思います。
またグリーンFゴールドは水草・えびに害があるので投与後24時間ほどで換水します。
ちなみに2日置いたらえびが死にました。
この遮光とグリーンFゴールドのパターンを使うとほぼ間違いなく再発していません。
ただグリーンFゴールド顆粒は値段が割高なのでそこが辛いのですが、闇雲に労力を掛けてラン藻の再発を繰り返すより、一度水槽内の菌をすべて完全に殺してから再度立ち上げた方がシンプルかつ手っ取り早いのでこの方法を採用しています。
このグリーンFゴールドを使わない場合は、フィルターを殺菌消毒したりリセットして再度土を入れ直したり水草を追加したり拭えない疑念が残ったり…
そういったもろもろすべてを白紙にした後、「ろ過細菌の立ち上げのみ」に注力した方があらゆる面からはるかに楽だと思うのです。
ということでラン藻に困っている方は試しにいかがでしょう。
一例ですので自己責任の範囲でよろしくどうぞ!