マロンフラスコモ と ホワイトグローブ
水草水槽・えびetcブログ 2015年6月7日
ホワイトグローブ水槽へ水草を追加しました。
「マロンフラスコモ」です。
ホワイトグローブが生息しているスラウェシ島は、トゥティ湖に自生しているようです。
パッと見の第一印象は線香花火といった感じです。
頂芽のボンボンがそう見えるのでしょう。
触ってみると細くて柔らかく、繊細ですぐに折れてしまいそうです。
育成はホワイトグローブが育つ環境でOKなのですが、強い光が必要とのことです。
ふつうのLEDライトを使っているので、この強い光という条件をクリア出来るのかどうかが心配ではあります。。
ちなみに、ホワイトグローブが日本に来た当初は人気がありました。
スラウェシ島のえびの中でも、比較的飼育がしやすいことが敷居を低くしていたのでしょうが、廃れてしまった(のでしょうかね?)原因に
ブリードの楽しみが皆無
ということが挙げられます。
その証拠として、上の写真は生後1ヶ月と満たない稚グローブです。
ご覧のように、既に成熟した親と風貌が瓜二つなのです。
1匹も漏れること無くこのような姿で産まれてきますので、ちょっとつまらないのかもしれません。
あるいは、シーラカンスのように最初から生き抜く上で適した形になっているからこそ進化(変化)の必要性が無いのかもしれません。
只、見方を変えれば美の完成形ということでもあると思っています。
淡い赤色のボディに、水玉のスポットが無数にそして大きさを変えながら丁寧に施され、ダメ押しと言わんばかりの純白な脚と尾を携えているのですから。
この赤と白のコーディネートに水玉のアクセントが自然と作られているのです。
そういった造形美を魅せつけているホワイトグローブをぼんやり眺めていると、何となくですが彼らのDNAからこんな声が聞こえてきそうです。
「いや、もうこれが完成形なんすよ」
悔しいですが、私もその魅力に惹かれている1人です。
いつまで経っても近付くとすぐに隠れるシャイな所もキュートです。
大事に育てていきます。