ブラックダイヤ~赤錆~ 導入 「理想と現実」
水草水槽・えびetcブログ 2015年6月5日
赤錆用の水槽をリメイクしましたが、我慢が出来なかったので選別をしながら主役の導入をしました。
時と場合に依りますが、勢いって大切ですよね。
リメイクに伴って過剰気味に盛土をしたのですが、使用したソイルは吸着系。
そして何よりも、この低床域に住んでいるであろう好気性バクテリアたちに全幅の信頼を寄せているので、多少無茶してもOKだろうといった気持ちが早めの導入を後押ししたのです。
ろ過は底面+外掛けのみで、1年半ほど経過した低床域です。
低床の床材として様々な種類のろ材を入れておりますが、これが上手いこと嫌気域を生み出してくれているのでしょうか。
(水槽内で嫌気域を謳うのはちとナンセンスではありますが。)
というのも、最下層に沈殿した目視で確認できるデトリタスの量が他のえび水槽と比較して少ないのです。
実際に嫌気域が再現されているのであれば、それを裏付ける証拠として硝酸塩量(あるいは窒素量)を測定すれば自ずと答えが見えてきます。
もしかすると最下層に入れたスパイラル状のバイオボールが水の流れを完全に遮り、嫌気域を作り出すことで水槽内の嫌気性バクテリアが繁殖しているからこそデトリタスの量が少ないのかもしれませんね。
んなわけないか。
たまたまか。
理想と現実をごちゃ混ぜにしてはいけませんね。
好気域と嫌気域を1つの水槽で同時進行することが出来れば、好・嫌ダブルの最強ろ過が完成するわけです。
それは生き物にとっても管理する人間にとっても非常に魅力的です。
硝酸塩は亜硝酸と比べ毒素は弱くなりますが、蓄積すること(あるいは水換えをサボること)で徐々に強くなりますね。
なので、硝酸塩を取り除く目的も含めて定期的に水換えをするわけですが、なんといってもこの水換え作業が不要になるのですから。
しかし、手間とコストを考えればアクアリウムをやられている方でこのダブルろ過を再現した方は、恐らくただの1人もいらっしゃらないのではないでしょうか。
詳しい内容は長くなるので避けますが、一般の方が1人で管理するには物理的に不可能だと思います。
下水処理施設と変わらない動きをしていくわけですから。
なんて御託を並べておりますが、ふつうに管理をして水換えをたのしむくらいの気持ちを持った方がよりアクアリウムに携わる機会が増えてきますよね。
その携わる機会が多いほど新たな発見や疑問が生まれ、動植物がより住みやすい環境を作るきっかけになるのではないかと思います。
なので皆さん、
ふつうに飼育していきま
しょう。
欲しがりません、勝つまではの精神で。(わけ解らん)
一応、全体像を。
次回は、60×45×45cm水槽 改め 「森林風レイアウト水槽 納品準備~流木・水草編~」です。